包茎には3種類あります。
皮を剥くことの出来ない「真性包茎」
皮を剥くことは出来るが、剥くと締め付けが強い「カントン包茎」
皮を剥くことが出来る「仮性包茎」です。
このうち真性包茎とカントン包茎は手術する必要があります。
皮が剥けない、剥けても締め付けが強いため勃起時に痛みが出たり、性行為がうまく出来なかったりしますし、皮を剥いて洗うことができないので不潔になるからです。
では、性行為にも支障がなく、毎日皮を剥いて綺麗に洗っているから不潔ではない(と感じている)仮性包茎の方は、わざわざ手術する必要があるのでしょうか?
実際に治療を受けた仮性包茎の患者さんに、治療後に治療して何が変わったか、治療して良かったかどうか聞くと、以下のような理由で治療を受けて良かったとお話ししてくれます。
その理由はこちらです👇
・清潔感がある。
・匂いが気にならなくなった。
・ずっと気になっていたから、すっきりした。
・介護状態になった時に、皮が被っていると不潔に感じられるから前もって治療をしたかった。
・銭湯や温泉で人に見られる時、カッコ悪く感じていた。
・性行為時の早漏が改善した。
このように、だいたいが清潔感や見た目の改善、性行為時の機能改善になったという理由がほとんどです。
医学的には、包茎と男性の生殖器HPV罹患率および高リスクHPVの有意な頻度との間に強い関連性があると報告されています。
HPVはヒトパピローマウイルスと言って、陰茎がんや子宮頸癌の原因になりうるウイルスです。
詳しくはこちら▶ ubmed.ncbi.nlm.nih.gov
また、こちらの報告は、中国の南京でのHPV 感染女性の性的パートナーの大多数が余剰包皮または包茎だったというものです。南京市では子宮頸部HPV感染の発生率を減らすために男性の割礼が必要と結論付けられています。
詳しくはこちら▶ pubmed.ncbi.nlm.nih.gov
ざっくりまとめると
包茎→HPV感染のリスク⤴️→陰茎がんのリスク⤴️
→性行為相手の子宮頸がんのリスク⤴️
だから割礼が必要。
ということになります。
包茎だと癌になるよ!などと軽く言われると包茎治療を無理やり勧める営業トークの様ですが、ヒトパピローマウイルスと包茎との関連はきちんと医学的な論文が出ていますので
仮性包茎の方は手術する必要があるのか?という問いに関しては、
「清潔感、見た目、性機能改善だけでなくガンのリスク、相手の子宮頸がんのリスクになるので手術する必要がある!」というのが私の答えです。
この治療についてさらに詳しく
仮性包茎をご覧ください。
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