【パート2】包茎手術の料金トラブル 抜糸代と小帯温存・形成について

包茎 男性器治療ドクター・カウンセラーのブログ

包茎手術の料金トラブル

前回に引き続き、包茎手術の料金について解説します。

今回は、実際に当院の鹿児島院にご来院され、治療を受けられた患者さんから伺った話が元になっています。

CASE

 他院で、7万円ぐらいの手術料金の広告を見て、カウンセリングに行ったところ、

「7万円はスタートの価格で、手術に必要な別の治療代金が加わる。」
「抜糸代33,000円、小帯を残す治療などが加わって、総額44万円ほどになる。」

と言われ、料金が高いことを理由に当院に来られました。

 当院で診察したところ、通常の仮性包茎で、裏側の小帯は一部残して、亀頭のすぐ下に傷ができる治療を行いました。治療後に痛み止めと抗生物質のお薬を処方し、また抜糸は2週間後に行いました。

 当院での治療代金は、診察代、治療代、術後の抜糸などの検診、治療後に飲むお薬の代金全て含めて、仮性包茎の場合「220,000円(税込)」です。

 さて、他院では、広告で見た7万円ぐらいの治療代金が44万円ほどになりましたが、なぜそんな金額になってしまうのでしょうか? 

 その差は、「オプション商法」を行っているか否かの差です。

 他院での44万円ほどの内訳は

  •  基本の包茎手術代 70,000円
  •  美容仮性包茎手術 +40,000円
  •  V字修正 55,000円
  •  皮下修正 110,000円
  •  抜糸代 55,000円
  •  麻酔 110,000円

 合計44万円プラス何か別のオプションがついて37万円ほどになったと思われます。(患者さん申告によりますので、実際の料金とは異なる場合があります。)

ちなみに、安い代金の手術でれば、傷が汚い、傷が目立つ、ツートンカラーになるなど、オプション商法を行っているクリニックでは安い治療は勧められないことが多いですが、当院では、値段に関係なく出来うる限りの最高の技術で手術を行っています。

包茎治療における「オプション商法」の例

 よく行われているオプション商法の具体例は以下のものなどがあります。

  1. 抜糸代
  2. 小帯形成もしくは小帯温存
  3. 美容外科的縫合
  4. 糸代
  5. 消毒代
  6. 麻酔代
  7. 診察代
  8. 薬代
  9. 亀頭に傷を近づける
  10. 裏すじを合わせる
  11. 絞扼を解除する

また、包茎治療以外に、亀頭増大や長径術などを、包茎治療希望の患者さんに強引に勧める方法で値段を上げる場合も、いわゆる「オプション商法」に含まれます。

今回は、鹿児島院にご来院くださった患者さんが実際に、他院で提示されてしまった

「抜糸代」「小帯温存」について解説します。

抜糸代について

クリニックによっては、抜糸をする際は追加で3万円~5万円ほどかかるところがあります。糸が自然に溶けて緩んでほどけてくる「吸収糸」であれば抜糸代はかからないが、糸がなかなか溶けないと、糸の縫い目が残ってしまうから抜糸した方が良いですよ!というやり方です。

 吸収糸より、ナイロン糸などを使って縫合し、きちんと決まった日時に抜糸を行うことが傷痕が綺麗に治りますので、抜糸を勧めることは間違いではありません。

抜糸を行う場合、クリニック側も手間がかかりますのでいくらか追加で費用がかかるのも事情はわかりますが、例えば二重まぶたの切開法などの手術で、抜糸代を別途取るところはほとんどないと思います。抜糸代は、包茎手術治療のプチオプション商法の一つと言っていいでしょう。

 ちなみに、当院では、抜糸する方法でも、抜糸をしない方法でも費用は変わらず、追加料金はありません。抜糸をしない方法で選ばれた方でも、なかなか糸がほどけてこないときは、ご来院下されば無料で抜糸を行っています。

小帯温存や小帯形成について

今回の鹿児島院の患者さんのCASEのように、小帯温存や小帯形成は、他院で包茎手術の際にオプション商法として追加されやすい治療です。小帯をいかに残すか、もしくは切除するか、新たな小帯を作るかは、包茎手術の大事なテクニックです。術者によってやり方が違いやすく、そのためこの小帯をどうするかがクリニックやドクターの売りになっており、追加料金が発生するオプション商法の一つになりやすい原因ではないかと思います。

(小帯をどのようにすると良いかは、別の記事で説明します。)

今回のCASEでは、小帯を温存するから小帯形成代として追加で約11万円の費用が発生しています。

包茎手術において、小帯は温存するか、一部温存して形成する、完全に切除するの三択です。オプション商法を行なっているクリニックでは、どの方法を行っても追加料金が発生するところが多いです。

まとめ

今回のCASEをまとめると

当院の場合

包茎手術(抜糸代、小帯の治療全て含む。亀頭直下に傷ができる。)=220,000円(税込)

オプション商法を行なっているクリニック(今回のCASE)

包茎手術(亀頭直下に傷ができる)+抜糸代+小帯温存+α=37万円ほど 

ということになります。

今後も少しでもトラブルに巻き込まれる方が減るよう、このブログを通して正しい情報を発信していきます。

当院の包茎治療について

当院では、両方の治療を患者さんの状態によって使い分けており、料金も当然どちらの方法を行っても同じです。メリットとデメリットを考え、患者さんに説明し、最大限に綺麗になるように行なっています。

追加の費用が発生することはありません。

当院の2023年3月現在の治療費用(税込)は

仮性包茎
220,000円
カントン包茎
275,000円
真性包茎
330,000円

です。

実際の患者様のお話の動画

この治療についてさらに詳しく

仮性包茎治療をご覧ください。

カントン包茎治療をご覧ください。

真性包茎治療をご覧ください。

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