亀頭/陰茎のブツブツ〜その他のブツブツ〜

亀頭/陰茎のブツブツ

先日の記事では、男性器のブツブツについて尖圭コンジローマフォアダイスについてお話ししましたが、その2つだけではありません。

その他のブツブツについて

尖圭コンジローマとフォアダイス以外にも、亀頭・陰茎周辺にはブツブツが発生することがあります。
ここでは、尖圭コンジローマ、真珠様陰茎小丘疹、フォアダイス、包皮腺以外のブツブツの説明をします。

光沢苔癬(こうたくたいせん)

光沢苔癬は亀頭や亀頭周辺の皮膚や包皮にできるブツブツです。
尖圭コンジローマと非常に似ているので、よく間違われますが性病ではなく、皮膚の体質によるもので、特に治療は必要ありません。
ですが、見た目で女性に性病と間違われる場合が多く、除去治療を希望される患者さんも多いです。

原因
不明。自己免疫疾患、ホルモンやアレルギーと考えられています。
光沢苔癬自体は深刻な病気ではないので、ご安心ください。
症状
大きさがほぼ均一で2~3mmの円形状の丘疹です。表面はつるつるして光沢があります。一般的に痒みなどの症状はありません。主に陰茎や亀頭だけでなく、体や腕などにも現れることができます。
治療方法
電気分解法

陰嚢被角血管腫(いんのうひかくけっかんしゅ)

陰部にできる赤く小さいブツブツで、主に陰嚢にできます。
30歳以降の男性に発生することが多い血管腫の一種で、性病ではありません。

原因
加齢に伴って発症する場合があります。
症状
1~2mmの点状のブツブツで、血液の色をしています。一般的には痒みなどの症状はありません。
つぶれると出血します。
治療方法
出血を繰り返す場合や、美容的な観点から除去治療を希望される場合は、電気分解法です。

性器伝染性軟属腫(せいきでんせんせいなんぞくしゅ)

主に陰茎に出来るブツブツです。水イボとも呼ばれ、ウイルスにより発症する皮膚の病気で性病の一種です。

原因
ポックスウィルス科モスシポックスウィルス属伝染性軟属腫ウィルスというウィルスが原因です。子どもから移されることもありますが、性行為で感染することもあります。また、タオルや浴用品からの感染もあり、性感染症とされます。
症状
なめらかな表面のイボで、半球形で光沢があり、比較的軟らかく、ピンセットなどでつまむと乳白色の粥状の内容物が出てくることが特長です。大きなものでは中心部が少し凹む傾向があります。
数が増えると、尖圭コンジローマに似たように見えますが、尖圭コンジローマのようにカリフラワー状になることはなく、硬さも違います。
発症箇所は性器の周辺や肛門、内股側に多くみられます。
治療方法
性病ですので放置しても自然に治るものではなく、電気分解法が必要となります。

陰茎硬化性リンパ管炎(いんけいこうかせいりんぱかんえん)

亀頭のカリ首の下あたりに出来るシコリです。陰茎の皮膚の下に出来ます。性病ではありません。

原因
原因は不明です。長時間のセックスやマスターベーションの回数が多いときなど、現れる場合が多いです。
症状
硬いシコリのような症状で、リンパ管が硬くなったものです。
治療方法
大体1ヶ月くらいで自然治癒しますが、なかなか治らなかったり、頻繁に再発する場合は切除をお勧めします。切除治療では、切除後に縫合し、1週間後に抜糸します。

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)

一般的に全身の皮膚にでき、陰茎の包皮や皮膚にも発症するイボです。

原因
ヒトパピローマウイルス2型・27型・57型の感染で生じます。子供と若年成人に多く発症します。
症状
痛みはありませんが、自分で削ったりすることでどんどん増殖します。また、放置しておくと増殖します。
治療方法
電気分解法

粉瘤(ふんりゅう)

陰茎の皮膚や包皮に粉瘤(アテローム)が発症することもあります。(かなり稀なケースです。)

原因
粉瘤とは、垢などの皮膚の老廃物が、皮膚の内部に溜まることによってできる嚢胞性病変の総称で、良性の腫瘍一種です。
症状
放っておくと肥大化し、破裂して膿みがでることがあります。細菌感染を起こすと痛みを伴うこともあります。
治療方法
粉瘤を完全に治療するには、皮膚の下にできた袋自体を手術で切除し、縫合します。
1週間後に抜糸します。

カンジダ性亀頭包皮炎(かんじだせいきとうほうひえん)

カンジダ(真菌症)が原因で亀頭炎、包皮炎となり現れる赤いブツブツです。

性器ヘルペス(せいきへるぺす)

性器ヘルペスのごく初期の段階として、亀頭・包皮に赤いブツブツ(紅斑)が現れることがあります。

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)

褐色でイボのように盛り上がったシミです。

原因
過角化と表皮細胞の増殖からなる良性腫瘍です。
症状
痛みはありません。単発あるいは多発する褐色のふくらみです。
治療方法
電気分解法

まとめ

本日は尖圭コンジローマとフォアダイス以外の男性器にできるブツブツついて紹介しました。
形状や原因も様々ある事が分かりました。

症状の中には治療が必要なケース、治療が必要ではなくとも美容的な観点が気になる場合は治療によって除去可能なケースがあり、一部の症状については当院で用いる治療方法もお伝えしました。

当院では男性治療に関するカウンセリングを行っております。
包茎治療等の男性器にまつわるお悩みは、まずはご相談だけでもお気軽にどうぞ。

この治療についてさらに詳しく

亀頭・陰茎のブツブツをご覧ください。

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