亀頭や陰茎、肛門などの陰部にブツブツとしたイボのようなものを目にしたことはありますでしょうか。
これは尖圭(せんけい)コンジローマもしくはフォアダイスのどちらかであることが多いと言われています。
どちらも見た目や痛み痒み等の自覚症状が無い事が似ていますが、相違点は尖圭コンジローマはウィルス感染によって引き起こされる性感染症(STD)、一方のフォアダイスは性病ではない点です。
尖圭コンジローマは除去治療が必要な性病で、放置するとブツブツの数が増え、大きくなり他人に感染させる恐れもありますので、当院では早期の治療をおすすめしています。
今日はそんな尖圭コンジローマについての基礎的な知識を情報を共有したいと思います。
尖圭コンジローマとは?
尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウィルス(HPV)の感染によって発症する性行為感染症です。性器や肛門のまわりにイボ状にできるブツブツで、性感染症(STD)です。
ヒトパピローマウィルスとは、100種類以上のウィルスの型があるDNAウィルスで、尖圭コンジローマの主な原因ウィルスとなるのは、主にHPV6型と11型です。
1~2ヶ月の潜伏期間があり、発症すると最初は小さなイボですが、放置すると増殖してイボが巨大化する特徴があります。さらにそのまま放置して時間が経過すると、腫瘍化し、イボの形がニワトリのトサカ状やカリフラワー状になります。悪化した場合、亀頭やペニス全体を覆い尽くし、日常生活や性行為が困難になります。
除去治療後、目に見えるブツブツが消滅しても、3ヵ月以内に約30%が再発するといわれております。
そのため、除去治療後の約3ヵ月間は尖圭コンジローマが再発していないかをしっかり確認することが大切です。
- 尖圭コンジローマは亀頭・陰茎周辺にできるブツブツ(フォアダイス)と似ているため一度、医師の診察を受けて治療することをおすすめします。当院ではフォアダイスの除去治療も行っております。
フォアダイスの詳細はこちら
尖圭コンジローマと包茎の関係
包茎の場合は亀頭が不衛生になりがちなため、尖圭コンジローマに感染しやすくなります。実際に、尖圭コンジローマに感染した人の90%以上が包茎と言われています。
尖圭コンジローマの再発を抑え、また再感染しないために包茎治療は有効な治療です。
尖圭コンジローマに感染する原因と特徴
原因
- 感染者との性行為で感染します。
- 感染者の感染部位の粘膜が物理的に接触することで感染します。
特徴
- 男性の感染が起こる部位は亀頭・亀頭周囲の陰茎皮膚です。
- 自覚症状がなく、痛みも痒みもありません。
- 自分で無理に除去しようとすると出血します。
- 治療をしても再発しやすい特徴があります。(約3ヶ月再発してないかを確認することが重要)
尖圭コンジローマの発症~経過
- 感染行為の3週~8ヶ月経過後発症
- 小さいイボのようなブツブツが1~2個ペニスの皮膚に発症
(亀頭の冠状溝周囲(カリ首)のところに出来やすい)- 数ヶ月経過するとブツブツが増殖・巨大化
- ブツブツがペニスを覆い尽くし形が変形
- 性行為や自力で排尿ができなくなる
尖圭コンジローマの治療方法
- 電気分解法(個数が少ない場合)
- 包皮切除手術(個数が多い場合)
まとめ
本日は男性器などに発生する尖圭コンジローマについて紹介しました。
尖圭コンジローマはフォアダイスと見た目なとが似ていますが、治療が必要な性病です。
当院では男性治療に関するカウンセリングを行っております。
包茎治療等の男性器にまつわるお悩みは、まずはご相談だけでもお気軽にどうぞ。
この治療についてさらに詳しく
亀頭・陰茎のブツブツをご覧ください。
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